美容鍼の副作用 (美容鍼のデメリット)
美容鍼は自然治癒力に働きかけるアプローチのため、
基本的には薬のような副作用もなければ拒否反応やアレルギー反応もありません。
その意味では、もっとも身体に優しい美容法とも言えるかもしれません。
ただし、肌に鍼を刺すという行為においては多少のリスクを伴います。
それは内出血です。
どの施術者も内出血が起きないよう注意してはいるのですが、稀に起こることはあります。(公式なデータは存在しないのですが、ウチの場合は1%前後です)
内出血しやすい原因としては
・血管がもろくなっている
・血液をサラサラにする薬をのんでいる
・お血(おけつ)が溜まっている
・体調が悪い
などが挙げられます。
ですから、上記のパターンに当てはまる方には、大事な写真撮影やイベントや会合のある3日以内は避けたほうが無難な旨をお伝えするようにしています。
ただ、内出血自体は鍼の失敗でもなければ悪い兆候でもありません。
むしろ好転反応の一種で、良くなるために通らなくてはいけない難所みたいなものです。
それでも見た目が多少悪くなるのは否めませんので、起きないほうがいいにこしたこはないでしょう。
ちなみに内出血といっても微細な範囲でしか起きませんので、お化粧で十分隠れますし、1週間以内で綺麗に解消します。
これらの事実を正確に知って頂ければ、内出血もそれほど恐れるものではないと思うのですが、いかがでしょうか?
次のデメリットは、美容鍼に限らず鍼全般に言えることなのですが、施術後、眠くなったりダルくなったりすることがあります。
これは「瞑眩」と呼ばれる好転反応ですが、念のためダルさが出た施術後はゆっくり休んで頂いたほうがいいと思います。
ただ、これも湯あたりや揉み返しといった類の一つですので、慣れてくるとなり難くなりますし、そもそもダルさが起こる人は全体の1割~2割程度しかいません。
以上、正直に包み隠さずお伝えさせて頂きましたが、個人差もあると思うので、必要以上に恐れずかつリスクはできるだけ避けた上で、一度美容鍼を体験されてみることをお勧めします。